当社は創業以来40年以上、「シンプルで頑丈」をモットーに焼却炉メーカーとして製品を開発し、ご提供し続けてきました。
水冷式・レンガ式と2種類の方式のもと、規格製品を製造・販売しております。
焼却炉にあたって、まず「焼却」そのものの性質を考えなければなりません。
日本はもともと国土が狭いことから、ゴミの処理方法として焼却という手段が一般的でした。燃やすことによりゴミを減量化するメリット、高温で焼却することで病原菌を減らすことができる点です。
しかしながら、環境問題(ダイオキシン・温暖化)への配慮や日本の地域性により、簡単に焼却処理することは難しくなっています。世界的に見てもゴミの輸出入禁止・排出抑制・再生利用など規制がますます強化されますが、地球規模での環境を考えた場合乗り越えていなかければならない問題です。
今まで国内では単純に焼却しているケースが多くなりますが、これからの焼却は再生利用不可能なゴミをいかに完全燃焼させてダイオキシンの排出を限りなくゼロにできるか、そしてその熱をいかに有効利用できるかということにシフトしていきます。
このような時代背景の中で私たちサンヨーは、環境に配慮した焼却炉を通じごみ処理に対して動機付けをしていきます。それは、一旦手を離れればゴミ、即ち責任の無いものになってしまいそうですが、そのゴミに責任をもち適正に処理をすることで少しでも“想いやり”を持つことができると信じます。そしてその“想いやり”をもって人・生物・そして地球に接することのできる社会を目指していきます。